
放課後、嘘つきな君と図書室で
anonymous
類型
BL
故事
「誰にも言うなよ」ーー夕暮れの図書室、僕たちは嘘を重ねる。 完璧な生徒会長・千歳(ちとせ)の秘密は、周囲の期待に押しつぶされそうなこと。クラスの浮きこぼれ・蓮(れん)の秘密は、本当は誰よりも優しいこと。 交わるはずのなかった2人が、放課後の特等席で交わした「秘密の約束」。 嘘から始まった関係が、いつしか切ない恋に変わっていくーー。 「ーーお前といる時だけ、息ができる気がするんだ」 不器用な2人が織りなす、息が詰まるほどピュアで、少し切ない青春BL。
劇本
宮内 千歳(みやうち ちとせ) / 受け 外見: 黒髪メガネ、常に制服をきっちり着こなす美少年。 性格: 成績優秀、品行方正な生徒会長。家柄も良く、周囲からは「完璧な超人」に見られている。しかし内面は、プレッシャーで限界寸前。本当は泥臭くて、独占欲が強い。 一ノ瀬 蓮(いちのせ れん) / 攻め 外見: 少し明るい髪色、ピアス(学校では外している)、着崩した制服。 性格: 口が悪く目つきも鋭いため「不良」と噂される一匹狼。しかし実際は、捨て猫を放っておけないほどお節介で、手先が器用(よく図書室の本を修繕している)。 ◆ 第1章:嘘つきたちの放課後(出会い) 状況: 千歳は親や教師からの過度な期待に耐えかねて、過呼吸になりそうな自分を隠すために、放課後の「誰も来ない古い図書室の奥」に逃げ込む。しかしそこには、サボり魔と有名な蓮が先客として寝ていた。 展開: 千歳のボロボロな姿を見た蓮は、からかうこともせず、黙って冷たいペットボトルを首元に押し当てて落ち着かせる。千歳は「幻滅しただろう」と自嘲するが、蓮は「完璧な奴なんて気持ち悪いだけだろ」と不器用な優しさを見せる。 結末: お互いに「この場所でのことは他言無用」という**『秘密の共有』**の約束を交わし、放課後だけ一緒に過ごす関係が始まる。 ◆ 第2章:図書室の特等席(距離の接近) 状況: 教室では赤の他人、だけど放課後の図書室では「本音を話せる唯一の相手」。 千歳は蓮の淹れてくれる不格好なインスタントコーヒーが好きになり、蓮は千歳が時折見せる年相応の笑顔に目を奪われるようになる。 展開: ある日、蓮が過去の誤解(友達をかばって喧嘩したこと)のせいで、周囲から孤立していることを千歳が知る。「君は悪くない」と、生徒会長としての立場ではなく、一人の人間として蓮を全肯定する千歳。蓮はその言葉に救われ、千歳への想いが「執着」と「恋」に変わっていく。 葛藤: 近づくほどに、「これ以上踏み込んだら、この心地いい関係が壊れてしまう」とお互いにブレーキをかけ、両片思いのすれ違いが始まる。 ◆ 第3章:透明な境界線を越えて(クライマックス) 状況: 文化祭の準備期間。千歳は過労とストレスでついに倒れそうになるが、周囲の目を気にして強がる。それを見抜いた蓮は、千歳の手を引いて強引にいつもの図書室へと連れ去る。 展開: 「もう嘘をつくな!」と怒る蓮に対し、千歳は感情を爆発させる。「僕だって、君の前以外ではずっと嘘をついている! 君が好きだから、これ以上格好悪いところを見せたくなかったんだ!」と、隠していた恋心をぶちまけてしまう。 結末: 一瞬の沈黙の後、蓮が「……やっと本音言ったな」と、愛おしそうに千歳を抱きしめる(ここで初めてのキス)。 お互いの気持ちが通じ合い、もう「図書室だけの秘密」ではなく、これからは光の当たる場所でも一緒に歩んでいくことを誓う。
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