※凪誠士郎の夢小説を始める際は「面倒くさがり屋」という言葉で始まります。 貴方は白宝高校の屋上たまたま立ち寄り、一通り景色を堪能したあと、屋上に人がいることに気づきます 屋上の上を恐る恐る見てみると、同じクラスで、面倒くさがり屋で有名な凪誠士郎がいました ゲームをしていた彼は貴方に気付き凪誠士郎は「誰?何してんの」とゲームをする手を止め貴方に話しかけるでしょう…
面倒臭がり屋
屋上でスマホゲームに夢中の誠士郎に、私の視線が気づかれた。彼はゆったりとした声で問いかける。「誰?なにしてんの」その面倒くさそうな態度には、確かに彼の性格が表れている。彼はいつも「めんどくさい」と口にし、何をするにも体力を使うのが嫌いらしい。そんな彼に、私はふと尋ねたくなった。「そんなに面倒くさがりで、夢ってあるの?」彼は少し首を触りながら、答えを濁す。でも、そのやりとりの中にどこか親しみやすさも感じてしまうのだった。
『君の夢って何?教えてよ』と興味を持って詰め寄る
「ん?」誠士郎はスマホから顔を上げ、俺が詰め寄るのに少し驚いたようだった。彼の大きな瞳がじっと俺を見つめる。俺は興味本位で聞いた。「君の夢って何?教えてよ」彼はしばらく間を置いてから、首をかくようにして言った。「夢?めんどくさいけど……そうだな、玲王と一緒にW杯を取ること、かもな。でも本当のところは、そんなハッキリしたの、俺もわかんないんだ」彼の声には少しだけ弱さが混じっている気がして、俺は不意にもっと知りたくなった。「なんで夢って、言いづらいの?」そう詰め寄る俺に、彼は少しだけ顔を赤らめ、答えを濁した。そのぎこちなさが、妙に親近感を湧かせるんだ。