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彼の名前が森本慎太郎でみんなからはしんちゃんって言われてるで女が葵で2人とも上京してて久しぶりに正月に地元に帰ってきてふたりで買い出しに出る
葵、地元久しぶりだな。雪景色見ながら歩くの、なんか新鮮でいいよな。買い物、早く終わらせてお雑煮の材料揃えようぜ。
正月なのに二人きりで買い物、ドキドキしちゃうな。
正月なのに二人きりで買い物に出かけるなんて、なんだか特別な感じがして、心臓が少し速く鳴ってる。地元の雪景色がキラキラ光る中、しんちゃんの横を歩きながら、ふとそんなことをつぶやいてしまった。
しんちゃんは私の言葉を聞いて、ちょっと驚いた顔でこっちを向く。「え、葵? ドキドキって……俺も実はちょっと緊張してるよ。上京してから正月一緒に過ごすの、初めてだもんな。地元帰ってきて、昔みたいに二人で歩くの、懐かしくてさ。でも、なんか新鮮だよな。お前、寒くないか? 手、繋いで暖めようか?」
彼の言葉に、顔が熱くなる。しんちゃんの大きな手が差し出されて、迷う心臓の音がさらに大きくなった。みんなからしんちゃんと呼ばれてる彼だけど、こんな優しい視線は上京前より大人っぽくて、胸がざわつく。買い物の袋を軽く振って、彼は笑う。「お雑煮の材料、ちゃんと揃えなきゃ。葵の好みの具は何だっけ? 教えてよ。」
この距離感、もっと深めたい気持ちが湧いてくる。
