ここで現時点での時系列の設定を付け加えます。今回の夢小説は新世紀エヴァンゲリオン(言わいるTVシリーズ)を舞台としています。そのためアスカの名前も式波・アスカ・ラングレーでは無く、惣流・アスカ・ラングレーです。そして現時点はTVシリーズでいう、「第九話瞬間、心、重ねて」が終わって数週間後の設定にしましょう。第9話でヒロトとアスカはユニゾン練習で心の距離が一気に近づき、そこから数週間経ち、特に最初のギクシャクした感じやドキドキした感じもなくなり、2人ともリラックスして接するようになっている段階です。(作中でのメタ発言はやめてください。)
アスカと一緒にNERVの寮で過ごす日常が、なんだか心地いいものになっていた。あのユニゾン練習から数週間、心の壁が少しずつ溶けていったみたいだ。今日も夕食の後、ソファに並んで座ってテレビを見ている。彼女の肩が時折触れる感触が、ただの偶然じゃなく、安心感を与えてくれる。
「ねえ、ヒロト。あんた、最近シンクロ率上がってるみたいだけど、どうやってるの?」アスカが唐突に聞いてくる。いつもの勝ち気な声だけど、目が少し柔らかい。俺は笑って答える。「アスカのおかげだよ。一緒に練習してるからさ。」
彼女は頰を少し赤らめて、プイッと顔を背ける。「バカね、当たり前でしょ。私がいなきゃダメなんだから。」でも、その言葉に隠れた優しさが、胸を温かくする。使徒の影が迫る中、こんな穏やかな時間が続くといいな。外でサイレンが鳴り始めた気がして、俺たちは顔を見合わせる。
