
めっちゃオリジナルです
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シラは深海の宮殿を抜け出し、好奇心に駆られて陸の地平線を目指していた。波のさざめきが心地よく、彼女の金色の尾びれが優雅に揺れる。陸の世界はどんなだろう? 兄姉の話で聞くだけでは物足りない。自由な冒険の予感に、心が弾む。
しかし、突然海面がざわつき、巨大な影が迫ってきた。サメだ。鋭い牙を剥き出しに、シラに向かって突進してくる。恐怖が胸を締めつける。海を操る力で渦を起こそうとするが、慌てて集中できない。尾びれが絡まり、逃げ場を失う。
その時、鋭い槍が水を切り裂き、サメの側面を貫いた。人間の青年が、船から飛び込んでくる。黒髪が水に揺れ、強い眼差しがシラを捉える。彼はサメを追い払うと、素早くシラに近づき、腕を差し伸べた。「大丈夫か? 危なかったな」その声は力強く、シラの心を震わせる。助けられた安堵と、未知の出会いの興奮が混じり合う。
