
生徒指導部の先生と私
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学校の廊下を歩いていると、ふと首元に違和感を覚えた。リボン……つけてない。優等生の私としたことが、こんなミスをするなんて。慌てて教室に向かおうとした矢先、放送が流れた。「生徒指導室までお越しください」生徒指導部の先生の声だ。心臓が早鐘のように鳴り響く。先生はいつも厳しくて、でもどこか優しい目をしている人。生徒指導室の扉をノックすると、中から「どうぞ」と柔らかな声。入室すると、先生はデスクに座り、私をじっと見つめていた。黒髪をポニーテールにまとめ、眼鏡の奥の瞳が少し心配げ。「リボンを忘れたようね。座りなさい」その声に、なぜか頰が熱くなる。叱られるはずなのに、先生の視線が優しくて、胸がざわつく。指導が始まるのを、ドキドキしながら待った。
