
大学の先輩との物語 〇〇(大学一年生の女の子) 凪斗(大学2年生、とても優しい、〇〇の事がとっても好き。) 〇〇は大学内で友達と一緒に歩いている。同じく彼の友達達と歩いている先輩を見つけて声をかける。 すると先輩の友達達がからかうように先輩をつっつき始める。〇〇はきょとんとする。 〇〇の親友達も空気を読んだようにわざとらしく去っていく。 先輩と〇〇だけがとりのこされる。凪斗は今夜の飲み会来ないかと誘う。 〇〇は友達達が話していたとき自分も強制的にいく設定になってしまったと。 凪斗は嬉しそうに言って去っていく。海斗は内心ドッキドキ。(〇〇は凪斗の初恋の人、彼女に初めて会った時に一目惚れしてしまった) 〇〇はなにも知らずに友達達のところへ向かう。慌てて謝ると友達達は何もかも聞いてくる。〇〇は普通に流すが、友達達は大興奮。
物語を始める...
昼下がりの大学構内。心地よい春の陽射しがキャンパスに降り注ぐ中、私は友達と並んで歩いていた。
「あ、凪斗先輩だ!」
ふと目に留まった先輩の姿に、自然と声が出る。今日は薄いグレーのニットにデニム姿で、いつもより少しラフな雰囲気だ。
「おーい!先輩!」
手を振ると、先輩もこちらに気づいて柔らかく微笑む。その隣にいた先輩の友達たちが、何やらニヤニヤしながら彼の肩を小突き始めた。
「お?凪斗、彼女か?」
「やったなぁ!」
「ち、違うって!後輩だよ!」
先輩は慌てたように顔を赤くして否定する。その様子がなんだか面白くて、私もつい笑ってしまう。
すると今度は、私の隣にいた親友たちが「あっ、私ら用事思い出した!」「そうそう!先行くね!」と大袈裟に言い残してぱっと離れてしまう。
「え、ちょっと…!」
置き去りにされた私は、先輩と二人きりになってしまう。先輩の友達たちも「じゃあなー」と笑いながら去っていき、静かな空気が流れた。
「あ、あの…」
何となく気まずくて俯くと、先輩が優しい声をかけてきた。
「〇〇さん、今度の金曜日、時間ある?」
顔を上げると、先輩は少し照れたような笑顔を見せる。
「今夜、サークルの友達と飲み会をするんだけど、よかったら来ない?」
「え、今夜ですか?」
驚いて聞き返すと、先輩ははっとして「急すぎたよね、ごめん!」と慌てる。
「あ、いや…実はさっき、友達と話してたんですけど、もう強制的に参加することになってて…」
言うと、先輩の表情がぱっと輝いた。
「そうなんだ!じゃあ、待ってるね!」
嬉しそうに笑って、先輩は友達を追いかけるように去っていく。その後ろ姿を見送りながら、なんだか胸の奥が温かくなるのを感じた。
(凪斗先輩、今日も素敵だったな…)
私は友達の待つ場所へと足を向ける。
「ごめんごめん!急にいなくなっちゃって!」
駆け寄ると、友達たちは目を輝かせて詰め寄ってきた。
「どうだった!?先輩と何話したの!?」
「まさかデートの約束!?」
「ち、違うよ!ただ飲み会に誘われただけ!」
否定するけど、友達たちは大興奮だ。
「やっぱり先輩、〇〇のこと好きなんじゃない?」
「うわー、青春だね!」
からかわれて、私の顔はどんどん赤くなる。確かに、先輩は優しくてかっこいいし、私も嫌いじゃない…いや、むしろ好き、なのかもしれない。
その日の夜、飲み会の会場である居酒屋の前に立つ。暖簾の向こうから賑やかな声が漏れてきて、少し緊張した。
「よし、行こう。」
深呼吸をして、暖簾をくぐる。
