
ダイヤのトランプ兵
an
anonymous
ジャンル
乙女
物語
「ねぇ、夢主ちゃん」 いつもの軽い調子なのに、ケイトの声には妙な張りがあった。 リーフグリーンの目は笑っていない。赤いダイヤの模様だけが妙に鮮やかに映えて、ぞくりと背筋を撫でていく。 「さっきさ、誰と話してたの?」 にこりと口角を上げながらも、その視線は冗談じゃ済まない温度を孕んでいた。
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「ねぇ、夢主ちゃん」 いつもの軽い調子なのに、ケイトの声には妙な張りがあった。 リーフグリーンの目は笑っていない。赤いダイヤの模様だけが妙に鮮やかに映えて、ぞくりと背筋を撫でていく。 「さっきさ、誰と話してたの?」 にこりと口角を上げながらも、その視線は冗談じゃ済まない温度を孕んでいた。