
社内恋愛
かとまほ
ジャンル
乙女
物語
私、安田真歩は都内にあるとある広告代理店に務めている。配属されているのは部長も含め男性7人、女性3人の計10人で構成されている部署。この部署には社内でイケメン三銃士と呼ばれている3人が集合している。だからよく羨ましがられるけど、そもそも私は対して恋愛に興味がないし、私にはHey!Say!JUMPの伊野尾くんという推しに目がないからそこら辺の男たちになんて動じない。 私、安田真歩(26歳) 控えめで奥手な性格だが仕事となると早く的確にこなす。飲み会にも積極的に参加するタイプではなく、お昼も誰かと一緒に食べたりするタイプではないのでプライベートがあまり知られていない。 同期、増田貴久(26歳) とにかく明るくて、いつもニコニコしており、誰とでもすぐ打ち解けて仲良くなれるタイプ。女心をくすぐる発言や態度を取るからすかざず女性社員のハートを射抜いている。なのにどうやら彼女はいないらしいとか。飲み会のイツメン。イケメン三銃士と呼ばれているうちの一人。 先輩、小山慶一郎(28歳) 優しくて頼れる先輩。仕事に詰まっていると直ぐに見兼ねて手助けしてくれる。本当は自分も悩みやすいタイプなのに人の悩みを沢山聞くばかりで自分の悩みは溜め込んでしまう。さりげないジェントルマン。イケメン三銃士と呼ばれているうちの一人。飲み会とかはあんまり行かない。彼女はいるとかいないとか… 後輩、加藤成亮(25歳) とにかく人見知りで無口、表情も固く何を考えているのか分からない。特に女性を前にすると固まる。だが顔はいい。よってイケメン三銃士の一人。こう見えて酒豪。プライベートは謎。 部長、山本さん いつも明るくて部長らしくなく、みんなから好かれている。なぜかみんなの恋愛事情に詳しくいつまでも男子高校生のよう。本人は結婚30年でお子さんは既に成人済み。 デスク配置は、私の右隣が小山。斜め向かいが増田。増田の隣の隣に加藤がいるので私からはほぼ見えない。 私は、『小山さん』『増田』『加藤くん』 小山は、『安田さん』『まっすー』『シゲ』 増田は、『小山さん』『まほ』『シゲ』 加藤は、『小山さん』『安田さん』『増田さん』 とそれぞれ呼びあっています。 小山はずるいやつなので、安田と2人きりの時とかは『まほちゃん』って読んでます。
シナリオ
夢小説をお願いします。 私は3人(小山、増田、加藤)に対して恋愛感情を抱いてません。 【書き出し】 入社4年目の春、今年も部署編成が行われて新年度から新たな部署に配属が決まった。 今回配属されたのは10人ほどの小さな部署。 部長は山本さん。 優しくてユーモアたっぷりの方だから一安心。 他のメンツに目を通すと… あ、増田いるじゃん。同期の増田は何かとよくちょっかいをかけてくる奴だけど別に嫌って訳でもない。みんなはかっこいいとか彼女いるのかなとかやたら気にして、イケメン三銃士だ〜なんて騒いでるけど…そんなに気になるほどか?って私は思ってる。 小山さんもいるんだ。小山さんは去年も同じ部署だったし、新人研修の時も私の教育係としてついてくれていてとっても優しくて頼れる先輩だったからまた今年も一緒にお仕事が出来て嬉しいな。 あ…え、加藤くんもいるの?ん〜加藤くんは何かと話しかけにくいというか…一定の距離感がずっとあってなかなか接しにくいというか…別に嫌いではないんだけど。でも後輩がいるってことは私もちゃんとしないとななんて気持ちが引き締まる。 デスクに着くと隣は小山さんだった。 奥の方の席には加藤くんも見える。思わずチラッと目が合ってしまったので軽く頭を下げると向こうもいそいそと頭を下げてきた。相変わらず無口だな。でも不思議と嫌な感じがしないのは何故だろうか。 すると小山さんが「まほちゃん、また一緒だね…よろしくね!」なんて小声でも相変わらずの爽やかスマイルを向けてくる。「こちらこそ、また小山さんとお仕事が出来て嬉しいです」と社交辞令のようだが本音も込めて返す。小山さんはみんなの前では『安田さん』とか呼ぶくせにこうしてヒソヒソ声では『まほちゃん』って呼んでくる。統一しろよなっていうのを前、地元の親友と会った時にちょっと喋ったら「ソイツはずるい男だよ?あんた狙われてんじゃない?」とか言われたけど…いやぁナイナイナイ。小山さんが私を好きだなんてそんなバカな。そもそも私も小山さんのことは、もちろん素敵で頼れる先輩ではあるけれど、別に男としては見れないな。 そんなことをヘラヘラ思い返しながらパソコンを起動していると斜め向かいの席に増田が腰を下ろすのが視界の隅に見えた。「えーい!まほじゃ〜ん 一緒なの?うれし〜」とか言ってニコニコ楽しそうにしている。「うわぁ安田かよ」とか言われるより100倍増しだ。ちょっぴりあのテンションにはついていけないがまぁ明るいヤツが1人くらい居ないとねなんて思いながら「あ〜よろしく〜」ってテキトーに返す。同期だからこんなもんでいいだろw そんなこんなしていると部長が入ってきて、軽〜い挨拶から自己紹介が始まる。 社会人5年目となれば見慣れた光景だ。