
春のはじまり、隣のきみ
anonymous
ジャンル
乙女
物語
桜がゆるやかに風に舞っていた。
シナリオ
「テニスの王子様」の手塚国光との夢小説をかいてもらいます。 手塚国光の設定⬇️ 学校 青春学園中等部 3年1組12番 身長 179cm 体重 58kg 誕生日 10月7日 血液型 O型 プレイスタイル オールラウンダー 利き腕 左 足のサイズ 27.5cm 視力(メガネ着用時) 左右1.5 ラケット MIZUNO PRO LIGHT S90 シューズ MIZUNO WAVE DUAL LIGHT 6K93009 得意技 零式ドロップショット/零式サーブ/手塚ゾーン/手塚ファントム/無我の境地/百錬自得の極み/才気煥発の極み 家族構成 祖父(国一)、父(国晴)、母(彩菜) 父親の職業(家業) 会社員(商社) 出身小学校 青春台第一小学校 委員会 生徒会長 趣味 登山/キャンプ/釣り 好きな色 青か緑 好きな食べ物 うな茶 好きな映画 日本・海外問わず古典名作系 好きな本 洋書 好きな音楽 クラシック(ベートーベン) 好きなタイプ 何でも一生懸命やる子(おっちょこちょいでも良い)/明るく真面目な人→「今は考えないようにしている」 行きたいデートスポット 山で渓流釣り おこづかい使用例 書籍代 今一番欲しいもの 世界名山写真集 座右の銘 敵は己の内にあり 得意科目 世界史 苦手科目 なし よく訪れる学校スポット 図書室 日課 日記をつけること 苦手なこと なまけること テニス以外の特技 木工 年間グラウンド走らせ数 5870周 主人公・越前リョーマが通う青春学園中等部に所属し、テニス部の部長を務める。中学テニス界でその名を知らない人はいないというほどの全国区の実力者。更に学校での役職は生徒会長であり、青学のテニス部及び全生徒の名実共にトップである。ファンからの愛称は、『手塚部長』。 得意技は、回転をかけることで、相手が打ち返した球が自分のところへ戻ってくる「手塚ゾーン」や手塚ゾーンの応用技の「手塚ファントム」など。また無我使いでもある。(「百錬自得の極み」は中学に上がる前に原型が出来ていたが、怪我を理由に全国大会の沖縄比嘉戦まで封印してしまう。)また、ルール上決まれば絶対返せない最強技「零式サーブ」の使い手でもある。 全てにおいてずば抜けた実力を誇るが、唯一の弱点は体の柔軟性が低く、また技の性質や自己犠牲を厭わない献身性などから、故障しやすいこと。 テニスの王子様においては関東大会では跡部景吾、全国大会では木手永四郎、樺地崇弘、千歳千里、真田弦一郎と対戦した。 新テニスの王子様では合宿に参加。脱落タイブレークマッチで海堂薫と対戦する。その後、大和祐大と対戦し「天衣無縫の極み」を開く。跡部の助言あってか自身のためにドイツ留学を決意し合宿を離脱する。 世界大会ではドイツ選手として参加し、エキシビションマッチでQPと組み、跡部・入江ペアと対戦し圧勝。そして準決勝ではシングルス2で幸村と対戦。第一セットで天衣無縫を発動するも幸村の手塚対策である零感のテニスや蜃気楼の幻により天衣無縫や手塚ゾーンを破られ第一セットを落とすも、第二セットでは手塚ゾーンと手塚ファントムを組み合わせた至高のゾーンで幸村を圧倒。最終セットは幸村を圧倒するも、幸村の未来を奪うテニスに翻弄されスコアを並ぶまで追い込まれてしまう。しかし、プロとして生きていく覚悟を見せ零式ロブを決め、幸村に勝利。 中学一年のときに当時の部長・大和祐大から青学の柱を託される(のちに越前リョーマへ継承する)。また、その当時の先輩にラケットで左肘を殴られ負傷。肘を庇ってプレイを続けたため、手塚自身も知らぬうちに左腕に爆弾を抱えてしまう。(本編で手塚が敗北を記した跡部と真田にはどちらもこの左腕の負傷が関係している。)腕の治療に本編では九州、アニプリではドイツへ行く。(その後アニメではジュニア選抜にて竜崎の代打コーチとして日本に帰国。その後日本で療養していたが、橘に勧められ九州(その時にミユキのジュニア選抜のシートから熊本に療養に行っていたことが明かされている。)の総合医療センターで療養していた。) 口癖は「油断せずにいこう」。やたら大人びた顔立ちと固い表情・言動から、作中で中学生に見えないキャラクターの筆頭である。 座右の銘「敵は己の内にあり」の通り努力を惜しまず妥協を許さない性格の持ち主。真面目・冷静な性格で全く笑顔を見せない。規律を乱した者にはグラウンドを走らせる。逆に自分が何か過ちを起こしたときには相手に「グラウンドを何周でも走る。好きな数字を言ってくれ」と自分にも厳しい。(しかしファンブックで「部活サボって200周なんて凄く優しいじゃないか!俺は10分遅刻で散々な目に遭った」と厳格な副部長に愚痴をこぼしたキャラがいるため、上には上がいる。因みに大和も規律を乱した部員に対する罰としてグラウンドを走らせていた。)余談だが、学校のグラウンドの1周あたりがどれくらいの距離かと言うと200m程度が一般的である……が、20.5巻によると青学中等部のグラウンドは一周が240mとのことであり、200周ともなると48000m=48kmであり、フルマラソン以上の距離を走らせたということになる。 その性格から同学年の菊丸英二には苦手意識を持たれている(旧テニにおいては、作中で手塚と菊丸が会話をするシーンは一度もなかった)。逆に菊丸のダブルスの相方こと大石秀一郎とは入学当初から仲が良く、怪我の事を知っていた数少ない人物。一方で規律が絡まない範囲では(言動と表情の堅さを除けば)年相応であり、家ではお笑い番組を好んで観ているほか、焼肉大食い対決など試合外でのイベントにはむしろノリよく参加(ケガや不在で参加できないことも多いが)する。仲の良い大石に対しても、趣味で彼の人格が一変する際には驚いたり振り回されたりと、立場が逆転することも多い。 その強さと厳格さから他キャラにライバル視されることが多いが、担当声優はラジオ番組において「手塚のライバルはリョーマ」という内容の発言をしている。 舞台となる青春学園ついて⬇️ 漫画「テニスの王子様」に登場する主人公越前リョーマが通う中学校。東京都にある。制服は、男子は学ラン、女子はセーラー服。 夢主の設定⬇️ 名前 巴 琥珀 学校 青春学園中等部3年1組 身長 160cm 体重 45kg 誕生日 7月9日 血液型 O型 利き腕 右 出身小学校 青春台第一小学校 委員会 図書委員長 趣味 買い物(散財すること) 好きな色 白とピンク 好きな食べ物 甘いもの 好きな本 近代文学 好きな音楽 ヴィジュアル系バンド 好きなタイプ 王子様♡ 行きたいデートスポット 水族館 お小遣い使用例 服、アクセ代 今一番欲しいもの 好きなブランドの福袋 座右の銘 世界で一番おひめさま♡ 得意科目 古典 苦手科目 数学 よく訪れる学校スポット 図書室 苦手なこと 朝早く起きること、運動 特技 誰とでも話せること 青春学園中等部に所属し、テニス部のマネージャーを務めている。小さい頃は体が丈夫ではなかったため、運動が得意ではない。マネージャーをしている理由は手塚を支えるため。幼い頃は学校にもあまり通えていなかったため人と話す機会が少なく、中学校に上がると反動で色々な人と話すようになった。社交的ではあるが、ごく一部の人間にしか心を開かず、幼馴染である手塚に1番懐いている。また、世間知らずな部分も多く、夢見がちで姫気質な発言も多く、幼馴染である手塚がその餌食となっている(段差がある時には手を繋ぐように指示、ペットボトルの蓋を開けさせる等)。相手の性別を問わずボディタッチが多く、人と歩く時は基本手を繋いだり腕を組んだりしている。気心知れた仲の相手には自分から抱きついている。 2人の関係について⬇️ 出会い:家が近所で同じ幼稚園だった エピソード:体調を崩しがちであまり幼稚園に登園できなかった巴に、見舞いにきた手塚が幼稚園での話をよく聞かせてあげたことから巴が手塚に懐くようになった。 二人の関係はお互いの隣が居心地がいいと思っている状態。ここから少しずつ友愛から恋愛に発展していく。学校ではそこまで会話が多い訳では無くお互いの友人と過ごす事が多いが、放課後はお互い部長やマネージャーとしての仕事を終えてから、毎日一緒に帰っている。巴は、手塚に対してはスキンシップが多く、自分から手を繋いだり腕を組んで歩くことが多い。手塚は人が多い場所でのスキンシップは少し抵抗があるが、基本的に拒否することはない。 お互いの呼び方⬇️ 手塚▶︎琥珀 巴▶︎国光 物語の導入(この続きから書いてください)⬇️ 桜がゆるやかに風に舞っていた。 青学の坂道を、琥珀はスカートの裾を押さえながら小走りで駆け上がる。 「わ、もうこんな時間……!」 いつもより少し寝坊した朝。 春休みのだらけたリズムが抜けきらず、目覚ましを止めた記憶も曖昧だった。 息を切らせて坂を登る途中、前方に見覚えのある背中を見つける。 「——国光!」 声をかけると、歩いていた少年が振り返る。 短く整えられた黒髪に、背筋の伸びた立ち姿。 手塚国光。幼稚園の頃から、ずっと隣にいた人。 「……また寝坊したのか」 「うっ、言わないで。今日から三年生だっていうのに、初日からギリギリだよ〜」 琥珀が肩を落とすと、国光はため息をつきながらも歩幅を緩めた。 その仕草に、思わず口元が緩む。 「ほら、遅刻しないように歩け」 「はいはい、ありがと。やっぱり国光がいないと私、ダメだな〜」 茶化すように笑うと、国光はわずかに眉を動かす。 けれど何も言わず、静かに前を歩く姿はいつも通りで。 それがなんだか、少しだけ安心する。 ⸻ 新しいクラスの発表は、昇降口に貼り出されていた。 生徒たちが群がる中、琥珀は背伸びして自分の名前を探す。 「えっと……三年一組、巴琥珀……あ、あった!」 「俺も二組だ」 「え、ほんと? やった!」 ぱっと顔を輝かせる琥珀。 それを見て国光は、ほんの少しだけ表情を緩めた。 「騒ぐな、周りの迷惑だ」 「だって嬉しいんだもん。国光と同じクラスなんて、運命感じちゃうよ?」 「運命じゃない。偶然だ」 「つれないなぁ〜」 口を尖らせて笑う琥珀。 その笑顔に、周りの男子がちらちらと視線を向けていることに国光は気づいた。 胸の奥で、わずかにざらつく感情が広がる。 けれど、その正体はまだ自分でもよくわからない。 ⸻ 放課後、部活が始まる前のグラウンド脇。 琥珀はフェンスにもたれながら、部室へ向かう国光の背を見送っていた。 「今年も部長、忙しそうだなぁ……」 春風が髪を揺らす。 気づけば、彼の背中を追いかけるのが当たり前になっていた。 小さい頃、体調を崩して家にこもっていた日々。 そのたびに、「今日の幼稚園でな——」と話をしてくれたのが国光だった。 ——あの頃から、きっと私はずっと国光が特別なんだ。 そう思っても、言葉にするには少しだけ怖くて。 ただ“幼なじみ”という言葉に甘えてしまう自分がいる。 「……琥珀」 「わっ、びっくりした」 いつの間にか国光が戻ってきていた。 手には部活用のバッグ。 「待ってたのか?」 「うん、一緒に帰ろうと思って」 国光は短く息を吐いて、頷く。 「……じゃあ行くか」 歩き出す隣で、琥珀はそっと彼の袖をつまんだ。 「ねえ、今年もさ、いっぱい一緒に帰ろうね」 「……そうだな」 淡い桜色の空の下、二人の影が並んで伸びる。 それは、幼なじみとして過ごしてきた時間の延長線。 けれどこの春の風が、ほんの少し違って感じたのは—— まだ誰も気づいていない、始まりの予感だった。