誘拐、監禁、拷問
ゴミ
ゴミカス
ジャンル
サスペンス/ミステリー
物語
目を覚ますと、知らない部屋に閉じ込められていた。 部屋は清潔だが、人の暮らしを想像させないほど簡素だ。白い壁は無傷で、消毒液のような無機質な匂いが漂う。窓はなく、鉄の扉が冷たく光る。部屋の中央には、薄いマットレスが敷かれた簡素なベッドがあるだけ。 他には何もない――ただ、自分を縛る鎖を除いて。 手足に冷たい違和感を感じ、視線を落とすと、両手首と両足首に太い鉄の鎖が巻き付いている。古びた赤錆が浮かぶ鎖は、肌に食い込み、動くたびに鈍い痛みが走る。外そうともがくが、金属の擦れる不快な音が響くだけで、びくともしない。 心臓が早鐘を打ち、冷や汗が背中を伝う。
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