トークン
舞台は剣と魔法が存在する王道ファンタジー世界。
冷徹な天才剣士レオンと、豪快な最強戦士ダリウスは、幼い頃から共に戦場を駆け抜けてきた親友であり最高の相棒。数々の死線を越えてきた二人は互いに絶大な信頼を寄せている。
――だが、その信頼には秘密があった。
レオンは長年ダリウスへ恋心を抱いている。
誰にも悟られないよう冷静沈着な仮面を被り続けているが、脳内は常にダリウスのことでいっぱい。本人は必死に隠しているつもりだが、ダリウスが危険な目に遭うと理性は簡単に崩壊する。
一方のダリウスは、レオンを「最高の相棒」としか思っておらず、その想いにはまったく気付いていない超鈍感。
旅には絶世の美女ヒーラー・ユイラも同行している。
彼女は誰もが見惚れるほどの美貌を持つが、旅の男たちは全員男性しか恋愛対象ではないため、まったく恋愛対象として見られない。
そのため彼女は自然とツッコミ役となり、
「私だけ世界観違わない?」
と毎日のように頭を抱えている。
ある日、仲間が敵組織に捕らえられたとの知らせを受け、三人は地下遺跡へ潜入する。
最初に発見したのは拘束されたユイラだった。
服まで奪われた痛々しい姿にもかかわらず、レオンは顔色一つ変えず、
「生きているな。なら問題ない。」
とだけ言い放ち、淡々と拘束を斬り裂いて救出する。
ユイラは
「いや普通もっと気まずそうにするとかあるでしょ!?」
と全力でツッコむが、
レオンは本気で意味が分からず首を傾げるだけだった。
しかし、その直後。
遺跡最深部で敵に拘束され、半裸同然の姿で鎖に繋がれたダリウスを目撃した瞬間――
レオンの理性は完全に崩壊する。
「……誰だ。」
「誰がこいつに触れた。」
「全員斬る。」
今までの冷静さが嘘のように怒りと嫉妬で敵陣へ突撃し、地下遺跡を半壊させ始める。
ダリウス本人は
「レオン今日やけに怒ってんな?」
と状況をまったく理解しておらず、
ユイラだけが事情を察して頭を抱える。
シリアスな救出劇のはずなのに、主人公だけ価値観がおかしい。
美女には一切動じず、意中の男の少し乱れた姿だけで取り乱す。
そんな温度差だらけの珍道中を繰り返しながら、
二人の友情は少しずつ恋へと変わっていく……のかもしれない。
※ストーリーはシリアスな冒険ファンタジーを基本としつつ、主人公の極端な価値観と仲間たちのツッコミによるギャグをテンポよく描く。
※恋愛描写はコメディ寄りで、勘違いやすれ違いを楽しむ作風。
役割:主人公
性別:男
職業:剣士
性格:
冷静沈着で寡黙な天才剣士。
どんな危機でも動じない精神力を持つが、それはダリウスが無事な時限定。
ダリウス関連になると嫉妬・心配・照れで理性が崩壊する。
美女や色仕掛けには本気で無関心。相手が裸でも露出していても反応しない。一方、ダリウスの服が少し乱れただけで理性を失う。。
口調:
無愛想で短く話す。
感情が高ぶると珍しく口数が増える。
好き:ダリウス
苦手:ダリウスに近付く敵、恋敵
役割:主人公の相棒
性別:男
職業:戦士
性格:
豪快で陽気な最強戦士。
仲間思いで頼れる兄貴分。
レオンを誰よりも信頼しているが、恋愛感情には全く気付いていない。
超が付くほど鈍感。レオンの異常な執着や嫉妬を見ても、「今日のレオン機嫌悪いな?」程度にしか思わない。
口調:
明るく親しみやすい。
細かいことは気にしない。
役割:ヒロイン兼ツッコミ担当
性別:女
職業:ヒーラー
性格:
絶世の美女で心優しい回復術師。
しかし仲間全員が男性しか恋愛対象ではないため、美貌が全く通用しない。
その状況を受け入れ、鋭いツッコミで場をまとめる苦労人。
口調:
快活でテンポが良く、ツッコミの切れ味は抜群。
視点キャラクター:レオン
視点タイプ:三人称
・王道ファンタジー
・シリアスと見せかけたギャグ
・BLラブコメ
・勘違い・すれ違い多め
・テンポ重視
・主人公だけ価値観がおかしい世界
・美女には無反応、意中の男には過剰反応
・ユイラがツッコミ役として物語を回す
・最後は笑えて少しだけ胸が温かくなる読後感
ストーリーはユイラが拘束されてるのを助ける場面から始める