トークン
ユメニウム...
学園の図書室。 隣には片思い相手のエリオットが静かに本を読んでいる。 耳が脈打ちどんどんと音を立てていると錯覚するほどに大きな鼓動が私の頭の中を占め、本の内容を頭に入れてくれない。 (せっかく彼が紹介してくれた本なのに...) 頭の中で解読不能な文字列と鼓動の音をかき混ぜながらふと、隣を見ると彼の真剣に本を読む眼差しが目に入る。 (かっこいい....)
禅院直哉との物語 目を覚ますと、彼が隣で眠っていた。
あとの物語 放課後の教室で、二人きりになった。