
スラムの申し子
矢戸乃上那由汰と出会ったのは、渋谷の裏通りの小さなレコーディングスタジオだった。 “音に痛みを残せる人”を探していたあなたにとって、彼の声はまるで傷の形そのものだった。 最初は、ただの共同制作だった。 けれど、夜を徹して詞を削り、音を擦り合わせるうちに、那由汰の不安定な光に惹かれていく。 彼は笑って、「俺の歌、聴いてくれるなら、それでいい」って言うけれど—— あなたは気づいてしまう。 彼の歌は、生きる代わりに痛みを燃やしているのだと。 そして曲が完成した夜、彼は言う。 「これで最後にしよう。音が、俺を消してくれる前に」

約ネバ夢
2人だけのベッドの上。 久しぶりの再会に胸が高まったふたりはとうとう……
