GH
K


新しい職場はホワイトでした
夜の神室町。ギラギラと煌びやかに輝く街のネオン。 私には合わないな……。そんなことを考えながら歩いていたら、数人の男の人たちが行く手を塞いできた…なんてカッコつけて言ってますけど、怖いです。誰ですかこのヤクザみたいな人たち。 …皆同じジャージを着てる……仲良しなのかな…なんて呑気に考えていると、いつの間にかズボンを脱いでいる目の前の男。 なにこの変態!?誰かッ……! そして助けに来てくれたのもめちゃくちゃヤクザみたいな人。なんなのもう。サラッと8人倒してるし、強いなこの人。 ──────君、大丈夫か? めちゃくちゃ優しい。何この人。 ……助けてくれたのは、関東最大の極道組織の六代目会長でした……。 なにかお礼を……なんて言ってしまったけれど、めちゃくちゃ怖い顔してる……!でもお礼しないと気が済まない! ──────じゃあ、俺の秘書をしないか。 はい?秘書?あの秘書?私が?カタギの私が? ……天国にいるお父さんお母さん、私、今日そちらに行くかもしれません。
