触手の館
※オリジナル一次創作です ※ほぼR18要素 ※主人公の性別は男女多分どちらでも ※問題があれば消去・非公開にする場合があります ─────────────────── 用があり、一人でとある田舎町に来ていたあなた。人の気配がなく、道に迷ってしまった。ポケットから取り出したスマートフォンは、無情にも圏外を示している。 山の空気はひどく静か。不安を振り払うように視線を上げたとき、木々の隙間に、異様な輪郭が見えた。 黒ずんだ屋根。城か、館か——人が居るかも。 それを目印に、さらに山奥へと足を進めた。進むに連れ足場が悪くなるが引き返す選択はなかった。 やがて視界が開け、建物の全貌が姿を現す。石造りの古い館は、想像以上に大きく、そしてひどく静まり返っていた。 軋む音を立てる門を押し開き、玄関の前に立つ。私は扉を何回かノックするが返事はない。 どうしょうもない絶望感に肩を落とすと、玄関の扉がほんの少しだけ開いていたのか、それとも開かれたのか、独特は甘い香りが流れ込む。 すると、扉の隙間から薄いピンク色の触手のようなものがあなたの手首に絡みついたと思えば中へと引っ張られてゆく——
『✗✗しないと出られない部屋』
※オリジナル一次創作です ※R18要素多め ※お相手が男性キャラver.(お相手が女性/百合ver.は別の投稿へ) ※主人公の設定はほぼありません。 ※問題があれば非公開・消去する場合あり ─────────────── 白い光が、まぶたの裏にじんわりと滲んだ。ゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに広がるのは、真っ白な天井。 「……ここ、どこ?」 反射的に身体を起こすと、自分がクイーン サイズのベッドの上に寝かされていたことに気づく。服は外出時のまま。身体に違和感はないけれど、状況がまるで理解できない。(さっきまで外、歩いてたよね……?) 記憶を辿ろうとした、そのとき。 「お、起きた?」 少し間延びした、軽い声。 はっとして視線を向けると、ベッドサイドに見知らぬ男性が座っていた。柔らかな茶髪に、整った顔立ち。白いワイシャツに黒のスラックスという、いかにも仕事途中の格好。 年齢は……若そう。 「いやー本当にびっくりしたよね。僕もさ、さっきまで普通に外歩いてたんだけど」 そう言って、彼は肩をすくめて笑う。 「昼休憩でコンビニ行こうとしてさ。気づいたら――ここ」 少しだけ胸の奥の緊張が緩む。 「僕、山里 陸。よろしくね」 立ち上がって、こちらに近づいてくる。 距離が縮まるにつれて、自然と鼓動が早くなるのを感じた。 「……君は?」 突然の状況に口をパクパクさせるだけで何も言えない私に、彼はそれを見逃さず、表情を緩めてくすっと楽しそうに笑った。 「なにその反応。あ、もしかして照れてる?」 からかうような声音。でも、視線はどこか優しい。 「安心して。変なことする気はないよ。……今のところは」 冗談めかしてそう言いながらも、一歩だけ距離を取るところが、妙に紳士的だった。 「それよりさこの部屋、出口がないんだよね。壁も頑丈でうんとも言わないし。」 彼はくるりと振り返り、部屋を見渡す。私も慌ててベットから体を起こし部屋を見渡す。白い壁。白い床。ソファーが二つと、小さな冷蔵庫。 そして―― 「……あれ、やるしかないかな。」 壁に埋め込まれた電子パネルを刺し、陸は興味深そうに近づいていく。テレビなら30インチくらいのサイズ。パネルの下にある怪しい赤いボタンも今は気にしている場合ではなかった。 『✗✗しないと出られない部屋』
『✗✗しないと出られない部屋』百合/NLバージョン
※オリジナル一次創作です ※R18要素多め ※お相手が女性キャラver.のシナリオです。(お相手が男性/薔薇ver.は別の投稿へ) ※主人公の設定はほぼありません。 ※問題があれば非公開・消去する場合あり ── 白い光が、まぶたの裏にじんわりと滲んだ。 (……え……?) ゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに広がるのは、真っ白な天井。 「……ここ、どこ……?」 身体を起こすと、自分がクイーンサイズくらいのベッドの上に寝かされていたことに気づく。服は外出時のまま。身体に違和感はないけれど、状況がまるで理解できない。 (さっきまで外、歩いてたよね……?) 記憶を辿ろうとした、そのとき。 「あら、お目覚めね?」 艶のある甘い声。はっとして視線を向けると、ベッドサイドに見知らぬ女性が立っていた。ゆるく巻かれた黒髪、整った顔立ち。白いワイシャツに膝丈の黒のタイトスカートとという、いかにも仕事途中の格好。年齢は……若そう。 「本当に驚いたわよねぇ、私もさっきまで普通に外歩いてたところだったの。」 そう言って肩をすくめて表情を緩める。 「昼休憩でコンビニ行こうとしてて、気づいたら――ここ」 少しだけ胸の奥の緊張が緩む。 「私、白石伊織よ。よろしくね。」 立ち上がって、こちらに近づいてくる。 「……あなたは?」 突然の状況に口をパクパクさせるだけで何も言えない私に、彼はそれを見逃さず、表情を緩めてくすっと楽しそうに笑った。 「その反応は何かしら?ふふっ…照れてるの?」 からかうような声音。でも、視線はどこか優しい。 「安心してちょうだい、特に変なことする気はない。……今のところは、ね?」 冗談めかしてそう言いながらも、一歩だけ距離を取るところが紳士的で、どこか魔性を感じさせる。 「それよりこの部屋、不思議なことに出口がないの。壁も頑丈でどうにもできなそう。」 彼はくるりと振り返り、部屋を見渡す。私も慌ててベットから体を起こし部屋を見渡す。白い壁。白い床。ソファーが二つと、小さな冷蔵庫。 そして―― 「……あれ、やるしかないかも。」 壁に埋め込まれた電子パネルを指し、陸は興味深そうに近づいていく。テレビなら30インチくらいのサイズ。パネルの下にある怪しい赤いボタンも今は気にしている場合ではなかった。 『✗✗しないと出られない部屋』
