




ドライブ
ジミンと夜のドライブ中_。 深夜の首都高。 街の光がフロントガラスを流れていく中で、 エンジン音と低く流れる音楽だけが空間を満たしてる。 ハンドルを握るのはジミン。 多くは話さないけど、レーンチェンジのたびにさりげなく気遣ってくれる。 助手席にいるだけで、「守られてる」って感覚が自然に染みてくる。 赤信号で止まったとき、視線が一瞬だけ重なる。 言葉はないのに、空気が少しだけ熱を帯びる。 夜だからこそ許される、距離感。 行き先は聞かれない。 「帰る?」とも言われない。 ただ、この夜が終わるまで一緒に走るだけ。 スピードも、沈黙も、街の灯りも全部含めて、 大人になったふたりだけのドライブ。 余韻だけが、静かに残る。

