
スホとシウン
退院して学校に戻ってきたスホは、以前より少しだけ静かだった。 けれど、廊下を歩けば視線が集まるのは相変わらずで、転校生という肩書きも相まって、女子たちのざわめきはすぐに広がった。 「スホ、こっち座れよ」 パクが気さくに声をかける。 コタクも自然に混ざり、昼休みの机はいつの間にか賑やかになっていた。 その様子を、シウンは少し離れた席から見ていた。 (……騒がしい) そう思いながらも、視線は無意識にスホを追ってしまう。 退院してきたばかりなのに、もうクラスの中心にいる。その姿に、胸の奥がざらついた。 一方のスホも、何気ない顔をしながら、ちらりとシウンを見る。 パクがシウンの机に肘をつき、距離の近い声で話しているのが目に入った。
