
最愛の獲物
くら
くらげ
ジャンル
乙女(女性向け)
物語
その日の任務も何事もなく終わるはずだった。 「ゔぉぉおい!!キリがねぇぞぉ!!」 スクアーロの白銀の髪が揺れ、左手に装着した剣が閃く。 数人を一気に切り付け飛ばすも、後から後から湧いて出る。 「スクアーロ!これ、いつ終わるのよ!」 「俺が知るかぁ!!」 敵に囲まれるも、スクアーロの間合いはわかってる。私が急所を斬りつけ、スクアーロが力で斬り飛ばす。これが一番しっくりくる。 お互いの死角をカバーし合いながら、気づけば周りは屍だらけだった。 「はあっ、はあっ、やっと、終わった…」 「チッ…蛆虫みたいに湧きやがって」 私と違い、そこまで息が乱れてないスクアーロも多少の疲労はあるようで、イラついたように言葉をこぼしていた。 それからはいつも通り、部下達の後処理や報告を受け、ヴァリアー本部に帰還するだけだった。
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