HQホラー
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anonymous
ジャンル
ホラー
物語
バレーで名を馳せた高校を卒業し、時は流れた。 日本代表、プロリーグ、指導者、それぞれの職それぞれの場所で日々を過ごす元高校バレー部の仲間たち。 ある日、懐かしい名前のグループチャットが動いた。 「久しぶりにみんなで集まらない?」 集まったのは、かつてコートで戦った者たち。 烏野、音駒、梟谷、白鳥沢、稲荷崎。 思い出話に花が咲くはずだった。 だがその夜、誰かが呟く。 「……ねぇ、今ここにいる人数、合ってる?」 笑い話にできればよかった。 けれど、“1人多い”という違和感は、各チームで同時に起こり始める。 置いてきたはずの青春に、名前のない誰かが混ざっている。
