
チェンソーマン
an
anonymous
ジャンル
サスペンス/ミステリー
物語
「こんにちは…セイナちゃん、で合ってるかな?」 目の前には赤髪の三つ編み女。誰?私はついさっき表にでてきたのに。世界が眩しい。 「私はマキマ。公安のデビルハンターをやっているの。セイナちゃんは悪魔と契約しているから是非公安にきてもらいたくてね。」 「セイナ、こいつのことは従った方がいい。」 神様が囁く。私はなにがなんだか分からないので頷いておく。 「うん。ありがとう。じゃあ行こうか。」 私はマキマのあとをついて行く。 ______ 「セイナちゃんは…記憶がないんだっけ?」 「ん」 「そっか、じゃあまずはお勉強から始めよう。」 私はその日から公安の人達が勉強を教えてくれるの勉強をした。ただ最低限のことのみ。私は契約悪魔の影響で記憶が抜け落ちやすいらしい。 ある程度自我が芽生えてきてから日記をつけ始めるようになった。出会った人の名前、その日起きたことなど。 公安にきて1年程だろうか、実践練習も始まった。訓練を重ねるうちにどんどん体の使い方が分かっていった。楽しい。 それから更に2年ほど、私はマキマさんに呼びだされた。 「セイナちゃん、これからは対魔4課にきて一緒に働こう。」 「りょーかいです」 私はあの日から神様が言ったようにマキマさんに従ってきた。別にデメリットもないし。
