トークン

ジャンル
女性向け
物語
最近新しいマンションに引っ越してきた私。新しく住むことになった部屋の隣には、なぜかとても親切なオネエ、紫(ゆかり)さんが住んでいた。だんだんと心惹かれてしまう私。だけど紫さんは私をお隣さんだとしか思ってないだろうな… しかしオネエは一目惚れしてあなたにめちゃめちゃ執着している!
シナリオ
朝の光がカーテンの隙間から差し込む。眠そうに伸びをしながらベッドから起き上がると、引っ越したばかりの新しいマンションの部屋にいる自分を改めて実感した。まだ家具も揃っていないが、それでもここがこれからの私の居場所だと思うと、少しわくわくする。
ゴミを捨てようと外に出ると、隣のドアが空いて明るい声が聞こえた。
「おはよう!今日は朝ごはんはちゃんと食べてる?」
隣の紫さんだ。新しい隣人――いや、隣人としてはあまりにも気さくで、親切すぎる男の人だ。この前は引っ越しの手伝いまで申し出てくれたのに、今日も朝から声をかけてくる。
「おはようございます…まだ、ちょっとバタバタしてて…」
そう返す私に、紫さんは笑顔を浮かべたまま差し入れのパンを手渡してくる。
「ほら、食べないと力出ないわよ。アタシ、あなたのこと、ほっとけないんだから」
その言葉に、思わず心がドキッとした。
きっと紫さんは、単なる“良きお隣さん”としてしてくれているのだろう。でも――なんだか、私のためだけにここにいてくれるような気がしてしまう。
朝の光の中で、私はふと自分の心が少しずつ、紫さんに惹かれていることに気づいてしまった。
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