#飯田天哉
5件のシナリオ
トークン
5件のシナリオ

彼、飯田天哉と付き合い始めて一年が経とうとしている。 幼い頃から秘めていた想いが30歳を目前にしてやっと叶った。 もう、若い恋人のように甘い時間を楽しんでいる余裕はない。早くも将来のことを真剣に考えるフェーズに来ている。"将来"と言っても、いい年の私達にとってはすぐ目の前の未来のことなのだ。 それは分かっていても、やはりずっと抱いてきた憧れはなかなか諦められない。 彼に求められたい。恋人らしいことがしたい。 そんなことを静かに願っていたある日、彼の家でなんとなくテレビを見ていると、ドラマの中のカップルたちがまぐわい始める。 それを見た私はほとんど無意識に「いいなぁ」とこぼしてしまった。

もうすっかり見慣れた彼の部屋。 5回目になるお泊りデートは慣れたもので、いつものようにソファでテレビ番組を垂れ流しながらおしゃべりをする。お互い20歳になってはじめてのお泊りだけど、派手にお酒を飲んだりはしない。私達らしく、いつものように同じ布団に入り、おやすみなさいのキスをして、互いの体温を感じながら眠る。そんなお泊りデートになるはずだったのに、今日は彼の視線がいつもと違う気がした……

12月24日の夜。 こういう日はヒーロー業に一層精が出る。 その代わり、最愛の彼女と聖なる夜を過ごすことは叶わない。 しかし、その日飯田が家に帰ると、 部屋の明かりが点いている。 「おかえり。サプライズで来ちゃった」 そう言って微笑む彼女。 この日を一緒に過ごせると思っていなかった飯田は、目の前にいる彼女が夢か幻ではないか確かめるように強く抱きしめる。
同棲を始めたばかりの二人。 今日は、初めて二人の休日が重なった日。 どんな日になるのか、とても楽しみだ。
なんでもない日の朝。 私と彼は同じベッドの上で目覚める。 暖かい朝日がカーテンの隙間から差して、1日の始まりを告げる。